京都市下京区柳馬場通松原下ル忠庵町303
提灯の製法は、主に地張(ジバリ)と巻骨(マキボネ)に分類されます。
当店では、それぞれの特徴をご説明しながら、お客様のご要望・使い方に応じた商品をお勧めしています。

竹を割り、定規で計測して骨を裁断します。
その骨を1本ずつ輪にして型にはめていきます。
割骨(平骨)のため厚い和紙を張ることが出来るので丈夫です。

型に竹ヒゴを螺旋状に巻いてはめていきます。
骨並が美しいのが特徴です。

提灯の大きさに合わせた長さ、幅の竹ひごを用意します。
後で竹を輪にしたときに重ね合わせに段差出来ないようにするため、竹の片側の内肉を外皮を残すように薄く削ります。
1つの提燈に使用するひごは平均で50本ぐらいです。大きい提灯も大きさにより骨も太くなり目(骨と骨の間隔)も粗くなりますので変わりません。
この工程は、仕上がりの美しさに関わってくる大事な工程です。

①で加工した竹ヒゴの両端を合わせ、和紙を巻き、1本ずつ輪を作ります。

輪にした竹ヒゴを数本ずつまとめて「しごく」ようにして均一な丸みをつけていきます。
この作業は、出来上がった提灯が均一な丸みを持つようにするためのもので、この作業をしっかりしないと提灯が凸凹した見栄えの悪いものになってしまいます。職人の経験と技が生きてくる作業です。

提灯の型を組み立てます。
型は、提灯の大きさ・形により異なります。どんなサイズの提灯でも必ずこの「型」が必要になります。

③で整形した竹ヒゴを組み立てた型の目に合わせて1本ずつかけていきます。
各直径に合わせて丁寧に作った竹ヒゴを提灯の型にしっかりと締め付けていきます。

型にかけた竹ヒゴに、糸を固定していきます。
同時に、型とヒゴとの緩みを調整しながら提灯丸み具合を整えていきます。

⑥で固定した竹ヒゴと糸に、刷毛で糊をまんべんなくつけます。
糊はでんぷん系を使用し、刷毛でひご一本ずつ丹念につけていきます。乳白色の糊なので付け忘れの無い様に丁寧に作業を進めます。

糊をつけた竹ヒゴに和紙を貼ります。
型に合わせて和紙をおき、手でなでるようにして貼っていきます。
紙の厚さは提灯の大きさ形により様々ですが、地張は割骨(平骨)のため厚い和紙もしっかりと張ることが出来るので、出来上がった提灯は丈夫なものとなります。

糊が乾いたら、型を提灯からはずします。
提灯には必ず、上下に口がありそこから型の羽根と呼ばれる板を抜いていきます。
糊の持つ本来の接着力を引き出すために、約半日から一日かけて自然乾燥させます。
強制的に乾燥させることも出来ますが、本来の接着力が出ないと同時に、荒い提灯に仕上がってしまいます。

最後の重要な工程です。
型からはずした提灯のひごとひごの間を一間ずつ折り畳みながら、提灯の出来をチェックしていきます。
この時に、畳んだ箇所の紙が外に飛び出したり、折り目が雑だったりすると、折角きれいに張りあがった提灯も台無しになってしまうので、丁寧に作業を進めていきます。